リブラン初の商業施設《ソラトカゼト 西新井》が2023年度「グッドデザイン賞」受賞
マンションデベロッパーの株式会社リブランは、弊社初の商業施設《ソラトカゼト 西新井》が2023年度グッドデザイン賞を受賞したことをお知らせいたします。
「ソラトカゼト 西新井」 ホームページURL
https://www.soratokazeto.com
今回受賞した「ソラトカゼト 西新井」は、「空を感じ、風が通る。体温が伝わり、会話が生まれ、笑顔になれる」という思いを込めたネーミングの、東武伊勢崎線「西新井」駅徒歩3分に位置する商業施設です。設計に2020年ドバイ国際博覧会日本館、東急歌舞伎町タワーなどを手掛ける有限会社永山祐子建築設計を迎えました。
西新井大師へ向かうさくら参道の並木道に、桜の木と同じ高さの低層2階建て。ガラス張りの店内では光を感じることができ、街路から直接店舗に入る路面方式とすることで、軒先からお店をのぞく楽しさを演出。道路に面した店先の空間はあえて隣のお店との間仕切りをガラス壁にしています。商店街のように、隣り合う店舗の気配をあえて感じるような空間としました。
勾配屋根に設けた高窓からは光が降りそそぎ、風が通り抜け、店内からも空を感じる気持ちの良い空間を目指しました。
街と建物の関わり方、建物の作り方、コミュニケーションの形を商業施設でどのように表現するか。「ソラトカゼト」は、「空と風と」の先に続く物語が利用者それぞれの記憶となり、日常の生活が豊かになるものであってほしいという願いが込められた商業施設です。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
一般的なインモールの商業施設は中央にエスカレーターと動線があり、その周囲にテナントが並ぶ。建物の内側にあるこの動線に向けて各テナントはファサードを設けるのでこの構成は必然的に外周は閉じられることになる。多くの商業施設のファサードに窓がないのはある意味で不可避なのだ。だからこそ、街と一体となった商業施設のソラトカゼトは、もちろんアウトモールである。大きな庇の下には軒下空間があり、木製サッシで内と外がつながることもできる。さらに内部の店舗間の間仕切りも一部は透明になっており、どこもかしこもパキッと閉じられることなくゆるやかにつながっていく。またアウトモールは通路が外なので、共用部のエアコンがいらないエコな商業施設でもある。
「ソラトカゼト 西新井」概要
所在地：東京都足立区西新井栄町二丁目4番10号
交通：東武スカイツリーライン・東武伊勢崎線「西新井」駅徒歩3分
構造・規模：鉄骨造2階建て
敷地面積：893.16平方メートル
延床面積：1,164.23平方メートル
事業主：株式会社リブラン
設計：有限会社永山祐子建築設計
施工：TC神鋼不動産建設株式会社
開業日：2022年10月14日
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