建築家・大谷幸夫「金沢工業大学本館(現・1号館)」がDOCOMOMO Japanから日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選に選定
金沢工業大学本館(現・金沢工業大学1号館)が建築物としての歴史的価値を評価され、今年4月、DOCOMOMO Japanから「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」に選定されたことをうけ、選定プレートの贈呈式が9月5日(木)12時15分より1号館2階ラウンジにて行われます。
◇DOCOMOMO Japan選定建築物・金沢工業大学本館 選定プレート贈呈式
1.日時 令和元年9月5日(木)12時15分~12時35分
2.会場 金沢工業大学扇が丘キャンパス 1号館2階ラウンジ
3.式次第
挨拶・贈呈 一般社団法人DOCOMOMO Japan代表理事 渡邉研司
プレート受け取り 学校法人金沢工業大学 理事⾧ 泉屋吉郎
建物評価 DOCOMOMO対応 WG前主査 頴原澄子
建築解説 金沢工業大学 教授 水野一郎
【金沢工業大学本館について】
「金沢工業大学本館」(現・金沢工業大学1号館)は扇が丘キャンパス北校地で1969年に竣工しました。設計者は大谷幸夫です。大谷は学園という人間形成の場に何を提案すべきかを考えました。人間形成は教室というフォーマルなもののみでは十分でなく、教員と学生、学生相互のインフォーマルな接触によって育まれるものも重視した大谷は、学園を構成する3者、学生、教員、事務職員がインフォーマルな人間相互の接触が誘発される空間として可能な限り大きな広場を建築内部につくりだすことを提案しました。本計画では教室棟、研究棟、事務棟という3者の空間を独立的に設置し3者の自律性を実現しながら、一体的な交わりも強く求めました。「建設中に安田講堂占拠があったように大学紛争が続いていた時期ゆえに、この決断は大きかった」(『国際建築』1967年6月号)と大谷は述べています。
金沢工業大学本館に対するDOCOMOMO Japanの評価は、以下の大学のニュースで掲載しています。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2019/0427_DOCOMOMO.html
「金沢工業大学本館」(現・金沢工業大学1号館)が「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」に選定。独自な空間造形に高い文化的価値と歴史的意義 | ニュース | KIT 金沢工業大学
「金沢工業大学本館」(現・金沢工業大学1号館)が「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」に選定。独自な空間造形に高い文化的価値と歴史的意義
https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2019/0427_DOCOMOMO.html
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