建築家・磯崎新氏が設計した非公開の茶室「有時庵」を特別公開!
東京マリオットホテル × TeaRoom による茶会開催のお知らせ
第一回は3月23日開催、春のさくら抹茶とマリオットホテルのパティシエによるお菓子など
株式会社TeaRoomは、東京マリオットホテルと共同で、お茶を通じて新たな体験を届けるイベントとして茶会を開催して参ります。
その記念すべき第一回を、東京マリオットホテル有する御殿山庭園内の一角に佇む歴史的な資産、世界的な建築家・磯崎新氏が設計した茶室であり、一般には非公開となっている「有時庵(読み:うじあん)」を今回特別に公開し、開催いたします。茶会では季節に合わせた「さくら抹茶」をご用意、マリオットホテルのパティシエにより選定された2種類のお菓子のペアリングもお楽しみいただく予定です。
これまでTeaRoomは、裏千家の茶道家である 岩本宗涼 が主導となり、三井農林株式会社との共同企画による “紅茶で抹茶体験 和のアフタヌーンティー” や、日本のアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND」での “HANEDA ART EVENT -アート×茶会の新しい形-” など、伝統と革新の融和を意識した文化活動を行ってきました。東京マリオットホテルでは今後も、人気のアフタヌーンティーにおいて、ティーペアリングコースを提供するイベントを今年5月開催に向けて企画中です。
お申込みURL:https://www.tokyo-marriott.com/event/tearoom.html
茶室『有時庵』
「御殿山トラストシティ」の「御殿山庭園」のなかには、風雅な建物がひっそりと佇んでいます。円形の屋根に、四角く空間を切り取る白い壁。実はこの建物、建築家・磯崎新氏設計の伝統と革新を融合した現代の茶室なのです。
有時庵最大の特徴である床の間。鉛板の壁にかけられた掛け軸は大徳寺真珠庵の山田宗敏筆による「有時」。天井には、美濃張りの障子を天窓としています。
鉛とステンレス複合板による真円板の屋根に同心円の土庇と、大理石のようなライムストーンを石垣に積んだ壁面の対比は、円と方形からなる幾何図式を想起させます。
木漏れ日のなかでの野点。都心にいることを忘れさせてくれる緑に囲まれた空間で、抹茶をいただきます。「御殿山庭園」の木立のなかに佇むのは、「有時庵(うじあん)」と名付けられた茶室。日本を代表する建築家である磯崎新氏の設計により、1992年に建てられた作品です。
江戸時代、徳川家光公の命により建てられた品川御殿にて、数多くの茶会が開かれたという御殿山。明治以降は、富豪たちが邸宅を構え、庭園の美しさを競っていました。庭園の池を巡り、季節ごとに表情を変える木立を抜けると現れる茶室を眺めていると、当時の雅びやかな暮らしが現代に蘇るようです。
ステンレスでつくられたにじり口の戸や土間に置かれたベンチ、チタニウムパネルの壁、丸と四角を組み合わせた外観といった斬新なデザインは、まさに現代建築の粋と茶の湯の心の調和を表しています。デザインだけでなく、囲い板に千年屋久杉、炉の横の中柱に丹波椿、床柱に薬師寺古材の檜など、貴重な材料を多用していることでも注目されている建築作品です。
東京マリオットホテル | Tokyo Marriott Hotel × Tearoom お茶会
通常は非公開となっている御殿山庭園内の茶室「有時庵」にて、tearoomによるオリジナルの「さくら抹茶」 とパティシエによるオリジナルの茶菓子とのマリアージュをお楽しみいただくイベントを開催いたします。
https://www.tokyo-marriott.com/event/tearoom.html
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