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謳う建築

謳う建築
建築×詩(ことば)のコラボレーション 多彩な文芸家が、住まいを体感し創作します。
WHAT 展示室1階 東京都 品川区
2020年12月12日(土) ~ 2021年5月30日(日)
謳う建築

詩人であり建築家の立原道造は、「住宅・エッセイ」(1936年)において、
人生をひとつの中空のボールに例え、「住宅する精神は、ボールの表面を包
み、エッセイする精神は、中空のボールの内部の凹状空間の表面を包まうと
する」と述べました。立原の身体を通して建築と文学を同時に作動させなが
ら生きた精神がそこにあります。本展は、こうした立原の精神にインスピレ
ーションを受け、住まいと向き合い続けた建築家が生み出した住宅に宿る空
気感や、五感を揺さぶる空間の本質について、文芸家が謳う作品を通して浮
かび上がらせるという、建築と文芸の領域を横断する展示構成を予定してお
ります。

本展の見どころは、多彩な15名の文芸家によるこれまでにない建築と文芸の
コラボレーションです。篠原一男が設計した「谷川さんの住宅」(1974年)
について、谷川俊太郎が本企画展のために新詩を創作します。さらに吉村順
三の住宅を詩人・蜂飼耳が、中村好文の住宅を詩人・小池昌代が体感、詩作
し、能作文徳の建築について劇作家・長塚圭史が創作します。
住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型20点以上や、スケッチ、図面、映
像からは、年月を経た住まいを体感すると同時に空間を生み出す過程の身体
性に迫ります。文芸家の紡ぐ言葉からは、人々が住まう空間に対する眼差し
を豊かにする機会を創出します。本展に関連するイベント情報は公式ホーム
ページにて随時公開します。

【本展の見どころ】
■ 建築×詩(ことば)のコラボレーション 多彩な文芸家が、住まいを体感
し創作します。

立原道造 建築家・詩人
篠原 一男(建築家)「谷川さんの住宅」1974年 × 谷川 俊太郎(詩人)
吉村 順三(建築家)「湘南茅ヶ崎の家」1967年 × 蜂飼 耳(詩人)
東 孝光(建築家)「塔の家」1966年 × 暁方 ミセイ(詩人)
益子 義弘(建築家)「南が丘の山荘」2007年 × 峯澤 典子(詩人)
永田 昌民 (建築家)「東久留米の家」 2003年 × 中村 月子(作詞家・作
曲家・シンガー)
田中 敏溥(建築家)「玉川学園の家」1998年 × 岡本 啓(詩人)
中村 好文(建築家)「クリフハウス」2003年、「クリフハット」2017年 ×
小池 昌代(詩人・作家)
伊藤 寛(建築家)「黒水晶の家」2004年 × 覚 和歌子(作詞家・詩人・音
楽家)
高野 保光(建築家)「縦露地の家」2012年 × 高貝 弘也(詩人)
堀部 安嗣(建築家)「我孫子の家」2011年 × 杉本 真維子(詩人)
能作 文徳(建築家)「西大井のあな」2018年 × 長塚 圭史(劇作家・演出
家・俳優)
篠原 明理(建築家)「昭島の住宅」2020年 × カニエ・ナハ(詩人)
三科 尚也・明日香(建築家)「しのいえ」2020年 × 四元 康祐(詩人)
佐藤 研吾(建築家)「シャンティニケタンの家」2018年 × Nilanjan
Bandyopadhyay(詩人)
(※建築物名の後ろは竣工年)

関連ホームページhttps://archi-depot.com/exhibition/utaukenchiku

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投稿(とうこう)

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