上野の国立西洋美術館の世界遺産化で一般にもよく知られるようになった建築家のル・コルビュジエは、20世紀最大の建築家の一人と目されていますが、実際には都市計画家、著述家、画家、彫刻家でもあり、かつその長いキャリアにおいて様々な変貌を遂げた人物でもあります。 建築を専門的に学んだことがない受講者にも建築の面白さや色々な側面が理解できる講義です。

ル・コルビュジエは、いわゆる近代建築の代表的な建築家と目されていますが、その典型的なイメージからどんどん脱していく人物でもありました。

今なお大きな影響力を持っている一方、少なからぬ批判も呼んでいる人物で、「ル・コルビュジエとは誰か」というようなテクストも多く書かれてきました。私もこれまで『ル・コルビュジエ』（岩波書店 1983年）と『ル・コルビュジエ　生政治としてのユルバニスム』（青土社 2013年）と2冊の本を書いていますが、まったく違った本です。

本公開講座では、コルビュジエの多様性についても紹介します。思想的な事柄だけではなく、その作品のヴィジュアル面だけ見ても初期と後期では大幅に違いますし、都市計画や美術作品も多いので、見ているだけでも楽しめる講義です。

■オンライン講座配信日時：2021年11月27日(土)　10：00～11：30
■申込方法：https://www.shibaura-it.ac.jp/visitor/public/extensions/otc/21B146.html
より受講申込み後、Zoom参加用URL、IDをお送りします。
■受講料：1,500円
■申込締切：11月7日（日）
■対象：一般（高校生以上）
■定員：50名（先着）
■講師：八束はじめ（芝浦工業大学名誉教授）
1977年東京大学光学系大学院博士課程中退　磯崎新アトリエ入所　　　
1883年同退所　（株）ユーピーエーム設立　　2003年芝浦工業大学　建築工学科　教授 2014年　退職　
■本講座はZoomによるオンライン講座です。「2021年度公開講座について」
https://www.shibaura-it.ac.jp/visitor/public/extensions/online.html
を必ずお読みになってからお申し込みください。