特集上映「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」
- 特集上映「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」
- ル・コルビュジエとB・V・ドーシ。インドの地に2人の建築家が遺した建築と思想。西洋のモダニズムとインドの精神性や風土が融合し実現した“奇跡”を、2つのドキュメンタリー映画で紐解く
- 渋谷・ユーロスペース 東京都 渋谷区
- 2026年5月1日(金) ~ 2026年5月29日(金)

1947年、インドとパキスタンは分離独立を果たす。パンジャーブ州は両国に分割され、州都ラホールはパ
キスタンに帰属。州都建設を迫られたインド初代首相ネルーは、ル・コルビュジエに計画都市チャンディ
ガールの建設を託した。コルビュジエは自然と近代技術が調和した、人間中心のユートピアを目指した。
彼は都市を人体に見立て、圧倒的な存在感を放つ州議会議事堂などが鎮座するキャピトル・コンプレック
スを頭、商業エリアを心臓、緑地帯や公園を肺、道路を循環器系とした。また街をセクターという単位で
区切り、道路システムを7階層に分け、緑地を整備し湖を造り、建築の規則を細かく定めた。その実現に
は彼の従兄弟の建築家ピエール・ジャンヌレが大きな役割を果たした。
チャンディガールの計画が始まるころ、パリのコルビュジエのもとで一人のインド人建築家がキャリアを
歩み始める。バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシ。後年、建築界のノーベル賞とされるプリツカー賞
に輝く建築家である。彼はインド西部の都市アーメダバードのコルビュジエのプロジェクト(サラバイ
邸、繊維業会館など)の実施を担った。その後、巨匠ルイス・カーンとも協働した(インド経営大学)。
コルビュジエやカーンに薫陶を受けたドーシは、早くからサステナブルやエコの思想を建築に取り入れ、
低所得者向け住宅プロジェクトや大学創設など社会課題の解決や教育にも尽力した。
時代に適合しなくなった伝統的な都市や建築から脱却し、壮大な実験を仕掛けたコルビュジエ。西洋のモ
ダニズムを継承しながらも、インドの精神性や生活に根ざした建築を目指したドーシ。新しい建築理念に
よって未来を築こうした二人は、建築でどのような対話をし、何を遺したのか。そして、彼らがいなくな
った世界で、その建築物とビジョンはどのように変容し、継承されていくのか。2つのドキュメンタリー
で紐解く。
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